
2025SS New Collection:Ligament Metal
2025.06.25

tonysame: japan 中村

tonysame: japan 伊藤
今回は、この春からスタートした新シリーズ「Ligament Metal」のご紹介です。

こちらのシリーズは、これまで「Ligament Acetate」シリーズとしてプラスチックフレームに使用していたリガメントパーツを、メタルフレームで採用した新シリーズです。

リガメントだけでなく、細部までこだわり抜いたデザインが魅力です。
新シリーズの魅力がしっかり伝わるようにご紹介していきましょう!
1stコレクションはダブルリムが特徴的な「TS-10926」です。
ダブルリムの表現にも色々ありますが、今回はインナー/アウターリムともにチタン素材を採用しています。

これまでトニーセイムでも様々なダブルリムを見てきましたが、今回の新型は、一見シンプルなメタルフレームのようで、とてもすっきりとした印象ですね。
そうだね。
ダブルリムと聞くと、インナーにプラスチックを使用したものや、インナーリムを目立たせることで、ダブルリムであることを分かりやすくした表現も多いような気がするよね。
TS-10926で使用しているインナーリムは、奥行きが最大で3mmなので上面から見るとダブルリムなのに非常にすっきりしているのが伝わるかと思います。

また、今回ブリッジにはダブルブリッジを採用しています。
デザイン的には正面から見るとブリッジエンドが二股に分かれたディティールになっているのが特徴です。
アンティークフレームとかでは割と見かけるデザインだね。

ブリッジは前後2本の構成になっていて、前側のブリッジはリムの前面に、
後ろのブリッジはリムの後面にロー付けされています。
また、角度を変えてみてもらうと前ブリッジは垂直方向に、後ブリッジは水平方向に厚みを持たせることでフレームのねじれや反りに強い構造になっています。
前後でT字になるような関係性とでも言えばいいのかな…


デザイン性だけでなく、機能性も担保しているんですね。
デザインの話でいうと、私は、智元のデザインがとっても好きです。
途中で1度細くなる智のデザインは、テンプルまでの繋がりがぼてっとせず、横顔をスッキリ見せてくれます。
さりげなく上下に入っているラインもアクセントになっていて、こういう細やかなデザインがフレーム全体の上品さを高めてくれている気がします。

今回は、フレームカラーについても、繊細なデザインに合わせて5色中4色で同系色の組み合わせを採用しています。


同系色といっても、アウターリムとインナーリムで「ツヤとマット」質感の違う2つのメタルを使用しています。
質感の違うメタルを組み合わせることで、主張しすぎないながらもしっかりとダブルリムの要素も感じていただけると思います。



接客時にカラーの好みについて確認することがあるけど、ツヤあり好き派とツヤなし好き派
結構分かれるんですよね。
どちらの要素も持ってるので、これならどちらでもいけそうだよね?ってスタッフ間でまとまりました笑
本当に幅広い方にご提案できるフレームだと思います。
テンプルには、昨年秋に発表したオリジナル生地、「light trail」も使用しています。

テンプルで使用すると印象もだいぶ違うね。
他にもテンプルにはいくつか新色を採用していて、個人的おすすめカラーは005です。
ブラウンのフレームにグリーンのテンプルが相性抜群です。

さすがグリーン好きの中村さんです(笑)
魅力がいっぱいの新シリーズ、これからよろしくお願いします!