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tonysame:2021SScollection [ V-cut ]

トニーセイム はこれまで様々な方法で「軽さ」を感じるフレームをデザインしてきました。
今季発表の「V-cut」は新たなアプローチで「軽さ」を表現した新シリーズです。

tonysame:japan 細井 礼

トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。36歳3児の父。最近はじめた趣味はアクアリウム

tonysame: japan 高木 良輔

1998年に眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。

さて、次にご紹介するのは新シリーズ「V-cut」です。

良いメガネができたと思っております。

そうですね。
トニーセイムらしいデザインながら、新しさも感じていただけるデザインになっていると思います。

TS-10695-465 グレーマーブル
TS-10695-466 モーブ/ベージュ
TS-10695-467 パープル/ブラウン
TS-10696-001 ブラック
TS-10696-468 オリーブグリーン/サックスブルー
TS-10696-469 ブラウン/オレンジ/ブルー

「軽い」というのはメガネにとってとても大事な要素で、トニーセイムでも様々な方法で「軽さ」を表現してきました。

はい。代表的なものではアセテートライト、そしてVAL(バーチカルアセテートライト)があります。

アセテートライトはリムの正面視を1mmに、VALはリムの奥行きを極限まで薄く削ることで、どちらも「軽い」メガネに仕上げております。

軽さだけで言えばもっと軽い素材もありますが、私たちは同時に「質感」「色彩」にも妥協はできないため、あくまでアセテートにこだわってもの創りを行なっています。

「軽さ」をどうやって生み出すか。
色々なアプローチをしてきましたが、今回の新シリーズ「V-cut」は、新しい「軽さ」を表現できましたね。

はい。
重量的な「軽さ」と見た目の「軽さ」どちらも表現できたと思います。

特徴はその名の通り、側面をV字にカットしたリムです。
リムの全周全てがV字になっています。

エッジも綺麗に出せましたね。
光が当たるととても美しいです。

はい。正面からの見た目もかなり細くデザインしていますし、
カットによって生まれた面に光が当たることで、より細く見える効果もあります。

実寸以上にかなりスッキリ見えますね。

はい。実は「細く見える」理由は光だけではなく、もう一つのポイントがあります。

ですね。
解説お願いします。

メガネというのは、お顔にのって常に動いていますので、真正面から見られることはむしろ少なく、実際には少しづつ角度がついた状態で他人からは見られています。

そうですね。真正面で向き合うことはむしろ少ないです。

そうすると、自然とフレームの上面や側面が視界に入っているので、他人が感じるフレームの「太さ」というのは、リムの正面と側面の見えている部分を足した「太さ」になります。

言葉で伝えるのは難しいですねぇ。。笑

そうですね。
比べてご覧いただくのが良いかと思います。

TS-10747と比べて見ます。
まずは正面。

少し傾けました。
これくらいだとあまり違いは感じませんね。

これくらい傾くと、TS-10747の方は、側面がしっかり見えて存在感があります。
対してV-cutは側面が見えてこないので、非常に細く見えるのがお解りいただけると思います。

かなり違いますね。

はい。どの角度から見ても、フレームが表現している「細さ」を感じていただけると思います。
もちろん、存在感のあるデザインがお好きな方は通常のカッティングがオススメです。

どちらも良さがありますが、この細さをお喜びいただけるお客様も沢山いらっしゃると思いますね。

はい。前回も書きましたが、今年はマスクが必須ですので、マスクをつけて、太いメガネで、
となると少々お顔周りがうるさくなってしまう可能性があります。

そう考えると、このスッキリとした細さが活きてくると思います。

カラーもウチらしいセレクトになりました。
特に私はこのカラーのグラデーションがお気に入りです。

透明感が良いですよね。
あと柄生地の2色は結構派手な生地ですけど、細い分主張が抑えられて、トライしやすいバランスになっていると思います。

そうですね。その辺りもとてもトニーセイムらしいデザインだと思います。
新しい定番として育てていきます。