
2025SS New Collection : New Wave
2025.08.04

tonysame: japan 細井
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。40歳3児の父。ビザールプランツ(珍奇植物)にはまり、海外から個人輸入したりしている。

tonysame: japan 塚本
メガネのデザインをメインに販促物やディスプレイなども担当。
最近セーラームーンにまたハマり出しています。
続いてはNew Waveの紹介です。
βチタンのブロックに細かいカットを入れたNew Waveパーツは、
横だけではなく、縦の動きにも対応できることが特徴です。
快適なかけ心地を追求した、デイリーに使えるシリーズです。
今回はレディース・メンズどちらもスクエアシェイプを題材にデザインしました。

同じスクエアシェイプでもかなり雰囲気が違うよね。
詳しくご紹介していきましょうか。
はい!まずはTS-141です。
メタルのスクエアというと、ビジネスシーンなどで男性がかける眼鏡の代表的なデザインですよね。
今回そのイメージをしっかりと表現しました。

最近は新たなトレンドとしてレンズの上下幅の浅い、ナローなシェイプが人気が出ても来ていますから、
そんな時代感としても良いデザインになったと思います。
そうですね!
直線のラインや強いエッジをつけることで無骨で硬派なフレームになっています。
先日購入してくださったお客様も「賢く、できる人に見える!」とおっしゃってくださいました。
お仕事での印象を作るものとして選ぶのもおすすめのシェイプです。
このデザインに、トニーセイムらしいカラーの楽しさを横顔に加えることで、
これまでとは違う印象でかけてられる、トニーセイムらしいスクエアシェイプです。
ブリッジは正面から見ると全体の雰囲気に馴染んでるんだけど、横から見るとしっかり立体感が出てるね。

そこもポイントです!
TS-141は比較的ワイドなサイズ設定となっているため、ブリッジに平面的なデザインを採用すると、着用時に全体が平坦な印象になってしまいます。そこで今回は、いつもより前に出した立体的なブリッジ形状に仕上げることで、奥行きのあるかけ姿を意識しました。

しっかり機能性パーツや細身のリムを使うことで重たくはならず、
長時間軽いかけ心地で過ごせるのもNewWaveシリーズの魅力だよね。
TS-142はどうかな?

こちらは、「女性のためのスクエア」をコンセプトにデザインしたフレームです。
営業の方とお話しをする中で、女性もスクエアのニーズはあるけれど、あまり種類が無いから結局メンズのものを提案することがあるという話を聞いて、、しっかりと女性に向けたシェイプを作ろうと企画が始まったフレームです。
色々なアイウェアのデザインを日々研究していますが、まだまだ「女性向けのスクエアデザイン」って少ないと感じていて、
実際に店舗の方に話をお聞きすると、メンズのものを提案することもよくあるということで。。。
そうであれば、今回は「女性のためだけにスクエアをデザインしよう」と考えました。
うまく表現できていると思いますよ。

ありがとうございます。
女性らしいスクエアを作るなら?と考える中で意識したことは、「直線的な表現を使わない」ことでした。
TS-141は直線やエッジを活かすのに対し、TS-142はアーチを大きめに取ることで眉のカーブに合わせ柔らかい印象に繋げ、
上品な印象になるよう意識しています。

リムの表情に合わせた流曲線のブリッジデザインは鼻を立体的に見せるような抑揚のあるラインを意識しています。
フレームの一体感を高めて、顔馴染みよくかけていただけます。

同じスクエアが題材でもこれだけ印象の異なるフレームができました。
あえて同じタイミングで発表することで、違いを楽しんでいただけると思います。
私も違いを比較しながら描いていく過程が楽しかったです!
ぜひ店頭でご覧ください!