2026SS New Collection “Celluloid collection”
2026.08.10

tonysame: japan 細井
トニーセイムジャパン代表取締役社長。
視力は良いものの、地元の眼鏡店で出会ったメガネに惚れて購入したことがきっかけでこの世界へ。高校卒業後はアジアを中心とした世界を旅する。41歳3児の父。ビザールプランツ(珍奇植物)にはまり、海外から個人輸入したりしている。

tonysame: japan 塚本
メガネのデザインをメインに販促物やディスプレイなども担当。
最近は可愛い家具を探すのにハマっています。今年の目標は料理をすることです
お次は、Celluloid Collectionをご紹介します!
すっかりトニーセイムの定番として定着したシリーズですね。
ですね。こちらのシリーズもとても良いメガネを形にできていると思います。
そうですよね。
そんなCelluloid Collectionも今回で3シーズン目になります。

早いですよね。最初に出した時から評判は良かったんですけど、最近特に動きが良くなっている気がします。
お店様からも良い反応をいただけていると、取扱店舗の皆さまからはお聞きしております。
やっぱりセルロイド特有の質感や掛け心地を求める方は多いんですかね。
そうですね、特に弊社のお取り扱い先のお店は付加価値を語って販売されるお店ばかりなので、
「セルロイド」という今は少なくなってしまった素材は提案しやすいと言って頂けます。
今回は、そんなセルロイドコレクションに、全て役割の違う3型を発表しました。
まずTSC-007。これは弊社の得意なジャパニーズスタンダードなスクエアシェイプです。

TSC-007 墨笹
王道ですね。掛ける人を選ばない。お店で一番安心して提案できる形なんじゃないかと思います。
シャープなスクエアをベースにしていますが、レンズの角には穏やかなアールをつけることで、バランスをとっています。
最近は女性でもこの手のスクエアをお選びになる方が増えているので、提案の機会が増えていそうです。

TSC-008-紅縞(手前) 茶笹(奥)

TSC-008-茶桜笹
TSC-008はどういったコンセプトでしょうか?
こちらは、小顔の方向けのデザインです。48-16という小ぶりなサイズ感でデザインしました。
メガネ選びに困っている方と言ったら、特に小顔の方ですよね。
小さい顔に合うメガネを探すと、子供っぽいメガネ(キッズ用)しかない。みたいなことが良くあります。
今回は繊細さを活かしながら、小顔の方がちゃんと綺麗に掛けれるバランスを目指しました。
そしてTSC-009。これは今の大定番。

TSC-009
すっかり定番になったクラウンパントシェイプで、今回はトップリムもややエッジをつけることで、目元にアクセントを加えています。
これ掛けて似合わない人探す方が難しい。は言い過ぎかな笑
笑
ただ、シリーズ問わず、トニーセイムではクラウンパントは一番人気だと思います。


実はデザイン上の細かい改良は、今回もやってます。
もちろんです。
本当に0.1mm単位の修正をやっているんですよね。
本当です(笑)。リムの正面寸法も奥行きも毎シーズン微調整しています。
たった0.1mmで変わるの?って言われるんですけど、かなり変わりますからね。
例えば正面から見た時の印象を、より繊細にするために、リム幅を0.1mm細くすることがあります。

はい。でも細くしたら終わりじゃないんですよね。
そうなんです。正面を0.1mm細くすると、今度は強度や安定性に影響が出る可能性があります。だから奥行きを0.1mm厚くする。そうやって全体のバランスを取り直します。
これが本当に地味な作業(笑)。誰も気付かない。
でも掛けた時の印象は確実に変わりますし、細く見えるのに頼りなく見えない。軽やかだけど弱々しくない。
デザインと強度のバランスをとるためには必要な作業です。

毎シーズンそれを繰り返しながらベストな寸法を模索しています。
0.1mm細くして、0.1mm厚くして、また掛けて、また修正して。その積み重ねです。
現時点ではかなり理想に近づいたと思っています。
次回は修正不要かもしれません。でもそれだと寂しく感じちゃったりして笑
かもしれませんね笑

Ligamentはセルロイド専用設計です。
しかもカシメ留めしてます。ここは結構ポイントです。

カシメ留め:金属パーツを、表と裏から組み込んで、圧力でつぶして固定する昔ながらの方法。クラシカルなメガネには定番のディテールとなっている
リガメント自体も、セルロイドとの相性を考えながら設計した専用パーツです。
掛け外しによる負荷を吸収し、型崩れを防ぐことで、長く快適に使って頂く仕様です。
細部までこだわりぬいて、29,700円(税込)。
やはり「価格」は特にこのシリーズは魅力的に移りますよね。
メガネ業界にも価格高騰の波は押し寄せてます。
はい。これまで通りの価格帯を維持するのは正直簡単ではありません。
税込み2万円台でちゃんとした品質のフレームを作る難しさって、本当に年々上がっていますからね。。。
出来る限り頑張りたいと思ってます。

セルロイド。Ligament。細かな設計。
トニーセイムとして妥協せずに積み重ねたものを、できるだけ多くの方へ届けたいと思ってます。
まぁとにかく。。。ぜひかけてみてください。我々が届けたい、と思う理由がきっと分かると思います。