voice

tonysame: 折角堂 special voice part.01

神戸元町 三宮のメガネ店 折角堂では、5/18~6/14の期間 「tonysame:フェア」を開催。それに合わせて、tonysame: special voiceを公開。
折角堂のお二人とトニーセイムジャパン高木が、新作を含めたあれこれを語り合います。

折角堂 高橋 賢吏

折角堂代表
2005年に眼鏡大手セレクトショップに入社。複数の店舗の立ち上げや店長を経験。2015年折角堂をオープン。様々な分野の職人やショップとコラボイベントの開催や、自ら「七六」というオリジナル眼鏡ブランドを企画販売する。最近はビオワインにはまっている。

折角堂 榎 義孝

折角堂店長
大学卒業後、神戸市役所へ3年半勤務。当時訪れた折角堂と代表の高橋に惚れ込み、2019年折角堂へ入社。前職で培った誠実さを武器に折角堂の眼鏡を伝えている。趣味はスポーツと読書。

tonysame:japan 高木 亮輔

1998年にキクチ眼鏡専門学校に入学し、眼鏡セレクトショップでのアルバイトを開始。卒業後の2002年眼鏡フレームメーカーに就職し、11年間勤務。2013年にトニーセイムジャパン入社。直営店勤務、営業を経て現在は商品企画を担当。

高橋さん榎さん、こんにちは、
フェアのご開催ありがとうございます。

いえいえ、こちらこそ色々ありがとうございます。

ありがとうございます。

色々とお話お聞かせいただきながら、お客さまにも喜んでいただけるような内容を発信していければと思います。

よろしくお願いいたします。

榎さんは折角堂に入られたのが11月からでしたよね。
何か変化はありますか?

最近髭を蓄えました笑
前職が公務員だったので…

なるほど笑確かに当時の写真と比べると雰囲気変わってますね笑

写真若いですね笑
私は元々折角堂にはお客として来ていて、実はトニーセイムのTS-10702を持っています。

今回のテーマにはうってつけ笑
当店では2015年のオープンからこのシリーズは展開していて、今回の「re:product」も迷わずセレクトしました。

【re:product】
tonysame:の10周年を記念するシリーズ。2013年発表のTS-10701シリーズの復刻企画。

ありがとうございます。
これまでのお客様も含めて、どんな方が手に取られていますか?

どちらかというと男性が多いです。
いわゆる1本目では無くて2本目3本目の方が多いです。
定番のアイテムは持っているから、次は何にしようか?というような方が反応してくださっています。

ありがたいです。

ディテールの作り込みがすごいですよね。
ぱっと見は普通なんですけど、クロスしたブリッジだったり、ヨロイも切れ込みが入っていて…

デザインと機能性の共存を意識しています。
折角堂さんはいわゆる「機能性推し」の店舗ではないと思いますが、かけ心地にこだわられるお客様は沢山いらっしゃいますか?

そうですね。トニーセイムをご紹介する際には、かけ心地のことやお客様にお顔に合わせて調整がしやすいことをお伝えすることが多いです。かなり細やかな調整が可能ですよね。

はい。特にこのシリーズですと傾斜角の調整が容易にできることがプロの皆さまに評価いただいています。

うちのセレクトの中でも特に「ストレスのないかけ心地」「ご使用時の変形が少ない」ということをお伝えしています。
実際にお使いいただくと「確かに。」とご納得いただけます。

外見上のディテールに関しては、説明しなくてもお客様が手に取りながらお気づきになることが多いと思います。
テンプルの彫金風の模様も細かいですよね。

ありがとうございます。工場にあったリム用の金型を参考にオリジナルで起こしたデザインです。お客様が細かいディテールに気づいてくださるのは折角堂さんの陳列の工夫の効果があると思います。

かなり数を絞っての陳列ですよね。

そうですね。オープン当初から陳列本数を絞った見せ方をしています。
棚や照明などにもこだわり、眼鏡とお客様がしっかりと向き合っていただけるようにと考えています。

時計や帽子など、眼鏡以外の要素は増えていますね。

はい。特にビンテージの時計はお客様にお喜びいただいているので、専用の什器を作りました。最近ではSNSで見て時計だけを買いに来てくださる方も多いです。

先日個人的に問い合わせさせていただいた、オメガのビンテージ、すぐに売り切れていましたね。

ビンテージのみをオーバーホールして販売しているので、全て一点ものになります。

次に良いのが入荷したらお知らせしますよ笑

さて、新型TS-10744シリーズですが、率直な感想はどうでしょう?

オリジナルモデルを大切にしながら、しっかり改善してあることが伝わってきました。
特にTS-10746/10747のフロントは安定性が高まっています。

上面から見た際のプラスチックの厚みを増したのと、プラスチック生地を全て国産の生地に変更しました。

国産の生地: 日本で唯一made in japanのアセテート生地を製造しているタキロン社のアセテート生地。添加される薬品の量が少なく、透明度が高く、硬度が高い。

フロントのカーブも変わっていますよね?

はい。レンズカーブを3カーブに変更し、ややフラットに設定しています。

度付きの場合は3カーブの方が相性は良いと思います。もちろんこれまでの4カーブでもレンズのカーブ指定で対応は可能です。

TS-10746は届いてからすぐに女性のお客様がお選びになられました。
黒のプラスチックフレームに憧れていたけれど、重い印象が似合わないと感じられていた女性で、TS-10746はリムが細いのと、色の綺麗さが決め手になられていました。

TS-10746は今回新規で作製したレンズシェイプです。ボストンシェイプをより多くの方にかけていただきたい思いで、なるべくすっきり見えるようにアレンジしました。リムも細くしたので、そこが伝わったようで良かったです。

「re:product」でアレンジした効果が早速でたんですね。