voice

tonysame:サトーメガネ special voice 2021 part.3

サトーメガネ相模原店 植野 達樹

庭の手入れ、バラ、ベリー、バジル等の育成を楽しんでます。人間力を大切に丁寧な仕事を心掛けております。最近は猫好きです。

tonysame: 原口 一愛

tonysame:japan 営業担当 トニーセイムが好きすぎて社長に「雇ってください」と直談判した自称元ピアニスト。ただし社内の誰も演奏を聞いたことがないので真偽は定かではない。名前の読み方はかずあい。

おはようございます。
植野さんよろしくお願いします。

おはようございます。こちらこそよろしくお願いします。
早速なんですけど質問いいですか?

はい!なんでしょう?

先日、アセテートライトをご購入いただいたお客様が、仕上がりのきれいさを見てものすごく喜んでくださったんですが、
これだけ喜ばれるフレーム構造ををなぜほかのメーカーさんでは発売しないのでしょうか?

結論から言いますと、難しいからです。

具体的にどのあたりが難しいんでしょうか?

アセテートライトはそもそものシリーズコンセプトが「まるでメタルのような薄いアセテートフレーム」でして、実際にこのシリーズのリムは一般的なメタルフレームと同等の1ミリという驚きの薄さになっています。そして1ミリのリムを実現するために、リムに0.5ミリの凸を立てて溝を掘ったレンズをはめるという構造となっているのですが、この構造が他社さんには真似できない要因の一つです。例えばどんな製品でも量産するうえで図面と完成品の誤差というのはどうしても発生する可能性があります。 その誤差が仮に0.1mm だとすると2mmのリムであれば 5% のズレですが、1mm のリムでは、10% のズレ になります。つまり細ければ細いほどズレが「目立つ」ことになり、不良として出荷できないものになってしまう可能性 が高まります。つまり、工場のリスクが大きく、実現するために非常に高い精度が求められるのです。また、 「磨き」の工程にもアセテートライトは他のフレームよりも高い技術が求められます。 バレルという機械にフレームと研磨するためのチップを入れ、それを回転させてフレームにチップをぶつけることに よって少しずつ研磨していく「バレル研磨」で磨いていくのですが、一般的な方法では、アセテートライ トのような華奢なフレームは変形してしまいます。 それに対しトニーセイムは鯖江にもわずかしかない磨きの機械を使 い、磨きのレシピを工場と共に開発しこの薄いリムを磨き上げる方法を編み出していますので、この二点が特に難しいところですね。ほかにも

原口さん!原口さん⁉

どうしました??

置き去りです。割と序盤から。

え、

難しいってことは伝わりました。

申し訳ないです。つい(笑)

大丈夫ですよ。でも、その難度のおかげでこのシリーズは
本当にお客様から喜ばれることが多いので私たちも毎回お渡しの時が楽しいですよ。

ありがとうございます。
ちなみに植野さんはどんなお客様にご提案されているんですか?

まずは今まで黒や茶系ばっかりだったけど、他の色にチャレンジしたい方ですかね。
リムが細いおかげで鮮やかな色や柄のフレームでも自然となじんでくれるのがいいですよね。

アセテートライトは特に色のバリエーションも豊富ですし、一見派手でもかけてみると案外…みたいなこと多いですよね。

あとは今までメタルだった方でプラスチックフレームにかけ替えたい方にもいいですね。

アセテートライトのリムはメタルと遜色ない薄さですからね。

このあいだ、メタルフレームをお使いのお客様が、印象を変えたいとのことでご来店いただいたのですが、プラスチックフレームのご提案をしたところ一般的なプラスチックフレームではやはり見慣れない為か違和感を感じられておりました。

あるあるですよね。初対面のこちらからすれば全然お似合いでも、ご本人様は違和感を感じてしまうあの現象(笑)

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そこでアセテートライトをかけてもらうと、「これならいいね」と。
その後アセテートライトの売り場から一歩も動かず、こちらのきれいな紫のフレームにお決めいただきました。

そんなに気に入っていただけたんですね。
うれしい限りです。

原口さんに教えていただいた「一番メタルに近いアセテートフレームです」という殺し文句には
お客様も頷いていらっしぃましたよ。流石です。

あぁ~
それ実は社長の受け売りなんですよ…

そうだったんですか!?めちゃくちゃドヤ顔で教えてくれたのに!

そ、それはそうともう一つの特徴として、強度近視の方にもおすすめのポイントがありまして…

流石にその切り返しは無理がありますよ(笑)
そして、残念ながらもうすぐ開店時間です。

では続きは次回で!
開店前の貴重なお時間ありがとうございました。

ありがとうございました。
今日も沢山ご提案していきます。